『The Beatles Get Back』
2021-12-12


6時間超の『The Beatles Get back』をようやく観終える。
中学生の頃、「ビートルズ・シネ・クラブ」が主催した映画『Let It Be』を京都会館第一ホールで観た。その時の印象は、解散直前のドキュメンタリーという知識からか、ギスギスとした殺伐とした場面が多かったように思っていた。しかし、この6時間超の映像を見ると、ギスギスしたり、ケンカしたりすることもあるが、基本的に4人は楽しそうに演奏しているし、仲の良さやお互いへの信頼が感じられる。
また、映画『Let It Be』ではルーフトップコンサートはもっと寒々しく、氷雨まで降っていたように思っていたが、実際は寒くても、時折陽も射している。編集や観た時の受け止め方で、印象は随分変わるものだし、真実はそこにいた人にしかわからないものなのだろう。
この作品は、ものすごく気の遠くなるような制作作業だったはずだが、作る意味も、観る意味もある作品だと思った。また、映像がものすごく鮮明で、やたらと狭いスタジオで煙草を吸うからから、ポールは意外と鼻毛が伸びている、というのも印象的だった。明日から、ビートルズのアルバムを一から聴き直そうと思う。
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